こんにちは。店長のさゆりです。
今日は日焼け止めについて。ほんの数時間の外出でも日焼け止めどうしようかしらって考えたくなる季節になってきましたね。WORLD SHOPPINGにも”日焼け止め”や”SPF”のお問い合わせが増えてきました。
オーガニックの日焼け止めって本当に難しいです。そもそも日焼けについての考え方がヨーロッパの方々と私たち日本人では根本的に違うように思います。
欧州では、こんがり焼けた小麦色の肌=お金持ちの象徴と捉える向きがあります。“日焼けしない”ことよりも“きれいな小麦色に焼ける”ことが好まれるようです。背景には、皮膚が本来持っている色素の関係で、普通に日焼けすると赤くなって、下手すると翌日は腫れ上がったり水ぶくれになったりということがあります。日焼けは日焼けでも“Sunburn”の日焼けですね。
一方、日本人は、色白の方ですと、確かに「日焼けすると赤くなっちゃう」という方がいらっしゃいますが、多くは何もしなくてもこんがり小麦色に焼けます。欧州人が憧れる“Suntan”の日焼けですね。
このように『日焼け』事情が大きく違うものですから、肌のためにはケミカル物よりもオーガニックコスメが良いとは言っても、そしてオーガニックコスメなら欧州オーガニックコスメと言われるくらいオーガニックコスメ全盛の欧州ブランドを見回しても、これ!といった日焼け止めを探し出すのは難しいです。私のコスメボックスには、試用のために取り寄せた日焼け止めが山のようにありますが、ショップに掲載できると判断しているのは現在、アンネマリーボーリンドの二点だけです。
さて、オーガニックコスメの中で日焼け止めを探していますと、日焼け止めよりも寧ろアフターサンケアの商品が多いことに気が付きます。理由は、日焼け(Sunburn)で赤くなっちゃった人は早く皮膚を回復させたい。めでたく小麦色の肌(Suntan)を手に入れた人はその日焼けを少しでも長続きさせたい。そういうことのようです。
欧州ブランドの中から日焼け止めや日焼け後のアフターケア用品を選ぶときは呉々もご注意下さい。日焼けに対する考え方そのものが日本とヨーロッパでは全く違います。
写真はドクターハウシュカのアフターサンローションです。
日焼け止めがないのならせめてアフターサンケアの製品でお薦めできる品をショップで扱いたいと思って、この製品について調べてみました。
メーカーであるDr. Hauschkaのサイトで製品説明を読んでいましたら、製品お薦めポイントの最後の一文に驚きました。
“This helps your tan last longer.”
「この製品は小麦色を長続きさせるのに役立ちます。」
美白とは全く逆の目的ですね。と言いますか、こういう発想の製品が存在し得たのですね。単純にもうびっくり。勿論、含まれている成分は紫外線で受けたダメージを沈静して回復を促すもの[カレンデュラ(キンモクセイ科)、アンチリス(マメ科)]や、失われた水分を補うもの[カロット、ローズヒップ、アイスプラント抽出物、クインスシード抽出物]が入っていますので(メーカーHP記載より)、お肌にいいことは間違いないんですよ。ただ、美白は念頭にない。寧ろ、その真逆で日焼けを持続させますってことのようです。因みに、小麦色長持ち成分としては”Almond oil(アーモンドオイル), Shea butter(シアバター), Rose wax(ローズワックス)”が入っていると書いてありますね。
肌に悪いのは紫外線を浴びることであって、浴びてしまった結果としての日焼け(Suntan)がすぐ取れようが長続きしようが、その小麦色時間の長さはスキンケアにとってはあまり関係がないように思います。ただ、『美白』という観点に絞ると、そもそもの発想の違う欧州ブランドの製品を選ぶ際は要注意だということだ思います。
因みに、ドクターハウシュカ日本国内正規代理店のHPはこちら。
『全成分』の部分にはシアバターもアーモンドオイルも書いてありますね。ダマスクバラ花ロウというのがRose waxのことですね。
WORLD SHOPPINGは“しみ・シワ・くすみ”のない肌を目指していますので、現在、この商品はリストには掲載していませんが、お取り寄せは勿論可能です。ご希望の方には2,193円+送料で手配可能ですので、お問い合わせ下さい。
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